こどもの未来

 子供たちにとって、がんはどんなものでしょうか?日本においては、近年多くの学校でがん教育がなされるようになってきましたが、どこか大人の都合でなされる教育だったり、必ずしもそれらは、子供たち目線のものではありませんでした。当法人はこれまでJICA草の根支援事業などを通し、日本と中国の教育現場に関わってきましたが、これはその反省にたっていえることです。

 子供たちが自分事として、暮らしをふりかえり、それによって、自分のからだは自分のくらしと繋がっていること、そしていのちがどのようなものに支えられているかを学びます。また、地域の民話や昔のひとのくらしを学ぶことで、ひとがやまいとどう向き合い、生き延びてきたかも学び、地域や国を超えて、がんという今日的なテーマをともに考えることで子供たち自身の考えとして、どんな未来があってほしいとおもうのかを考え、議論する機会を持ちたいと考えています。